家具の簡単なお手入れの方法(テーブル編)

こんにちは。

インテリアあんず店長ブログにようこそお越し下さいました。

前回から「素材に合わせた家具の簡単なお手入れの方法」を
ご紹介させていただいております。

 

本日は、
「素材に合わせた簡単なお手入れの方法(テーブル編)」
として、テーブルのお手入れ方法をご紹介させていただきます。

一口にテーブルといっても、オシャレなガラス製のリビングテーブルから
風格ある木製のダイニングテーブルまで、多くの種類があります。

もちろん、それぞれに一長一短があり、傷には弱いものの色合いが変化しにくくお手入れの簡単なガラステーブル、お手入れの手間はかかるものの丁寧に扱えば長持ちする上に風合いが出てくる無垢材の木製テーブル、あまり長持ちはしないもののお手入れが簡単で軽くて扱いやすい突板の木製テーブル、と様々です。

無垢材のテーブルが合うこともあれば、突板のテーブルが適している事もあるかと思いますので、デザインやライフスタイルに合わせてお好みの家具をお選び下さいませ。

 

家具はポイントを押さえたお手入れをしていただくととても長持ちしますし、木製のものは色合いに深みが出てきたりすることもあります。
お休みの日、少し時間ができた時などに家具のお手入れをしてみて下さい。

 

ガラステーブルのお手入れ

ガラスは、ほこりや指紋が目立ちやすい素材です。
お手入れの仕上げにクロス(可能ならマイクロファイバークロス)で乾拭きをして下さい。
ガラスは傷に弱いので、拭き取る際はあまり力を入れすぎないようにご注意下さい。

軽い汚れ

クロス(可能ならマイクロファイバークロス)で水拭きした後、乾いたクロスで乾拭きをして下さい。

水拭きでとれない汚れ

クロスにアルコールスプレーを吹きかけて拭き取った後、乾いたクロスで乾拭きをして下さい。

油汚れなどのしつこい汚れ

ガラス用洗剤を吹きかけてしっかり拭き取った後、乾いたクロスで乾拭きをして下さい。

 

木製テーブルのお手入れ

木製テーブルは素材のつくりと表面仕上げによって適したお手入れ方法が異なります。

無垢材(むくざい)家具

天然木の丸太から切り出された木材を使って作られた家具で、重厚感と耐久性があり、長く使うほどツヤや色合いに深みが増してきます。
ただし湿度の変化でひび割れや反りを起こしたり、汚れを木肌に吸い込んでしまったりする事があります。
このため何らかの塗装をされることが多いのですが、塗料の違いによりお手入れの仕方が異なってきます。

オイル仕上げ家具

オイルを塗るというシンプルな仕上げなので傷や汚れが付きやすいのですが、メンテナンスは難しくありません。

・軽い汚れ
柔らかいクロスを硬く絞って汚れを拭き取った後、木工用オイルを塗り、しばらく物を置かないようにしてしっかり乾燥させてください。

・しつこい汚れ
#400くらいのサンドペーパーで表面を削った後、蜜蝋ワックスをまんべんなく塗り伸ばし、馴染むまで10分間そのままにしてください。
その後、乾いたクロスで余分なワックスを拭き取り、物を置かずにしっかり乾燥させてください。
(非常にしつこい汚れは、先に目の粗い#120くらいのサンドペーパ-で削って下さい)

油分は徐々に揮発するため次第にツヤが褪せていきますので、半年に1回を目安にオイル・ワックスを塗りなおしてください。

ウレタン仕上げ家具

表面にウレタン樹脂を吹き付けてコーティングしています。
見た目もツヤツヤで手触りはツルツルしており、傷や汚れ、耐水性にも優れ、さっと乾拭きか水拭きするだけで大抵の汚れが取れます。
お手入れは簡単なのですが、一度塗装に傷がついてしまうと目立ちやすく、修理しにくいという一面もあります。

・軽い汚れ
柔らかいクロスを硬く絞って汚れを拭き取った後、乾いたクロスで乾拭きをして下さい。

・しつこい汚れ
中性洗剤を薄めた洗剤液にクロスを浸して固く絞って水拭きした後、乾いた布でしっかり拭き上げて下さい。

ラッカー塗装仕上げ家具

ウレタン塗装ほどではありませんが、自然の質感を残しつつ、ある程度の耐水性もあります。
オイル仕上げとウレタン仕上げの中間のような特徴です。
乾拭きか水気を硬く絞ったふきんで水拭きして下さい。

突板(つきいた)家具

薄い木のシートを張ったベニヤ板(=突板)を接着して作ります。
土台はMDF、集成材、ベニヤなどでできた芯材が使われているので、無垢材家具よりも軽くて扱いやすく安価ですが、表面が剥がれると修繕が必要になります。
基本のお手入れ方法は、ゴミやホコリを取り除いてからマイペットなどの洗剤で汚れを洗浄します。
メラミンスポンジなどはつやが変わってしまう事がありますので使用は避けて下さい。

 

いかがでしたでしょうか。
今日は、「素材に合わせたお手入れの方法(テーブル編)」
をご紹介させていただきました。

長く愛情を持ってお手入れしていただくことで、
家具はいろいろな思い出の詰まったインテリアになっていきます。

家具に合ったお手入れをしていただくことで、
こだわりのお部屋づくりの参考にしていただけましたら幸いです。

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家具の簡単なお手入れの方法(ソファ・チェア編)

こんにちは。

インテリアあんず店長ブログにようこそお越し下さいました。

暑い日が続いていますね。
お盆の時期は地域によって様々ですが、
今週がお盆休みという方も多い事と思います。

さて、お休み中ふとお部屋の中を見回した時にお部屋や家具の汚れが気になって、
ついついお掃除を始めてしまう、といった事はありませんか?

お掃除されるついでにちょっと家具のお手入れしていただくと
家具はとても長持ちしますし、ぐっと味わい深い色合いになってくるものもあります。

とはいえ家具に合ったお手入れ方法でなければ、
かえって家具を傷めてしまうことにも繋がりますし、
一方で取扱説明書で方法を確認しながらお手入れ、
というのはかなり骨が折れると思います。

実はほとんどの家具は、ポイントを押さえていただくだけで、
簡単にお手入れしていただくことができます。

そこで、これから何回かにわたって、
「家具の簡単なお手入れの方法」をご紹介させていただこうと思います。

さて初回の今日は、ソファ・チェアのお手入れについて取り上げてみます。

[木製部分のお手入れ]
うっすら埃が付いたくらいの軽い汚れは、柔らかい布でさっと乾拭きしてください。

乾拭きで汚れが取り切れない場合は、中性洗剤をお湯で薄めたものをつけてさっと拭き取り、
数回よく水拭きして、最後に柔らかい布で乾拭きしてください。
なおツヤが消えてしまったり色ムラやシミの原因になったりすることがありますので、
化学雑巾は使用しないでください。

また万一、虫食いの穴などの虫害を見つけた場合は、すぐに殺虫・防虫処理をして下さい。

[布張地のお手入れ]
掃除機で埃やゴミを吸い取った後、柔らかいブラシでブラッシングしてください。
この時、掃除の吸い口は丸ブラシにしていただくと効果的です。

飲み物・食べ物などの汚れは、中性洗剤をお湯で薄めたものを吸水性のある布につけて硬く絞った後、
優しく汚れを拭き取り、最後に乾拭きしてください。
この時、汚れを家具の布地から拭き取り布に移すつもりで、優しく拭き取っていただくことがポイントです。
なお、毛足のあるパイル織りはパイルが起きない事がありますのでご了承下さい。

[革張地のお手入れ]
柔らかい布で軽く乾拭きしてください。

手垢などの軽い汚れは、硬く絞った蒸しタオルで拭き取った後、乾拭きしてください。
汚れが目立つ場合は、お湯で薄めた中性洗剤をつけて汚れを落とした後、
固く絞った蒸しタオルで洗剤分をよく拭き取り、自然乾燥させてください。
この時、汚れ部分だけではなく、汚れの周囲もまんべんなく拭いていただくことがポイントです。
素上げ調仕上げの革は吸収率が高く、シミの原因になりますので乾拭きのみに留めてください。

ツヤが消えてしまったり色ムラやシミの原因になったりすることがありますので
化学雑巾は使用しないでください。

革製品を長く使っていただくためには、
直射日光や、エアコンの吹き出し口などの熱が加わる場所を避けて頂き、
年に数回、市販の革製専用のクリームで拭いていただくことで
ひび割れなどの革の劣化を抑えることができます。

なおビニール製品などを長時間重ねたままにしてしまうと変色の原因になりますのでご注意ください。

[合成皮革のお手入れ]
柔らかい布で軽く乾拭きしてください。

飲み物や食べ物の汚れが付いた場合は、お湯で薄めた中性洗剤で軽く拭き取り、
乾拭きしてください。
ビニール製品などを長時間重ねたままにすると、変色の原因になりますのでご注意ください。

いかがでしたでしょうか。
今日は、「家具の簡単なお手入れの方法(ソファ・チェア編)」
をご紹介させていただきました。

こだわりのお部屋は、愛着のある家具に囲まれて気持ちよく過ごしていただければこそと思います。
お部屋づくりのご参考にしていただけたようでしたら幸いです。

 

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カビ対策の重要なポイントと簡単な3つの対策

こんにちは。

 

インテリアあんず店長ブログにようこそお越し下さいました。

 

梅雨時の湿っぽい日が続いていましたが、

ようやく兵庫でも梅雨明けしましたね。

気象庁の統計開始以来、3番目に遅い梅雨明けだったようです。

梅雨というとあまりいいイメージがないのですが、

やはり家具屋として梅雨が長引くと気になるのがお部屋のカビです。

 

梅雨時はこまめにエアコンをかけたりお掃除したりしているのに、

梅雨明けにふと気が付くと家具にカビが生えてしまっている、

という経験をされた方もおられるのではないでしょうか。

 

そこで今日は、

「カビをはやさないための重要なポイントと簡単な3つの対策」

についてご紹介させていただこうと思います。

 

まずカビ対策の基本的な考え方ですが、

お部屋の場合、これは湿気対策(=湿度を下げる)につきます。

 

「ジメジメが嫌いなので梅雨時はエアコンをかけてお部屋の湿度を下げるようにしていますよ」

という声が聞こえてきそうなのですが、実はそれだけでは不十分です。

 

もちろん、エアコンをかけて部屋の中の湿度を下げる事で一定の効果は期待できるのですが、

壁・床・窓周りと家具の隙間といったカビの温床になりやすい場所は結露などで湿気が溜まりやすく、

エアコンをつけていても長い間ジメジメしたまま、ということになってしまうことがあります。

 

ですので、カビを生やさないための重要なポイントとしては、

お部屋の湿度を下げる/こまめに掃除するといった方法に加えて、

「湿気が溜まりやすい場所には空気の通り道を作る」

という考え方が大事になってきます。

 

 

 

それでは次に具体的な方法、

「カビさせないための簡単な3つの対策」について

ご紹介致します。

 

まず1つ目の対策は、「壁と家具の間に5cm以上隙間を持たせたレイアウトにする」です。

 

家具をレイアウトされる時に壁にピッタリくっつけてレイアウトしてしまうと、

結露した時や梅雨時の湿度が高い時に風が通らず、

エアコンをかけても、壁と家具の間だけは湿度が高い、

という状態が出来上がってしまいます。

 

ですので梅雨入り前の春先の模様替えの際には、

壁から5cmほど離して家具をレイアウトすることを意識していただければと思います。

 

 

そして2つ目の対策は、「家具と床の間にスノコなどを置いて隙間をつくる」です。

 

タンスは床の上にすのこを敷いて置く、といった事をされている方もおられると思います。

床と家具の間にある程度(5cm以上)の隙間を作って頂くことで湿気対策となります。

転倒防止などの緩衝材では床と家具の隙間が数㎝しかできないため、

湿気対策としての効果はあまり期待できませんのでご注意下さい。

 

 

最後の3つ目の対策は、「5cm以上の脚つきの家具を選んでいただく」です。

 

これはお客様お好みのデザインであるかどうかによってしまうのですが、

例えば、脚つきの北欧風家具や猫脚デザインのアンティーク風家具は、

床と家具の底板との間に距離がありますので、充分な空気の出入りがあります。

 

例えば1つ目の対策である壁から離してレイアウトいただく方法もご活用頂き、

脚つき家具を壁から5cmほど離してレイアウトしていただくと、

梅雨時にエアコンをつけるようにしていただくだけでカビが生えにくくなります。

 

もしデザインやレイアウトがお気に召すようでしたら非常にお手軽な方法となりますので、

ぜひご検討いただければと思います。

 

 

いかがでしたでしょうか。

今日は、「カビをはやさないための重要ポイントと簡単な3つの対策」

についてご紹介させていただきました。

 

こだわりのお部屋も長く快適に過ごしていただければこそと思います。

お部屋づくりのご参考にしていただけたようでしたら幸いです。

 

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