こんにちは。
インテリアあんず店長ブログにようこそお越し下さいました。
梅雨時の湿っぽい日が続いていましたが、
ようやく兵庫でも梅雨明けしましたね。
気象庁の統計開始以来、3番目に遅い梅雨明けだったようです。
梅雨というとあまりいいイメージがないのですが、
やはり家具屋として梅雨が長引くと気になるのがお部屋のカビです。
梅雨時はこまめにエアコンをかけたりお掃除したりしているのに、
梅雨明けにふと気が付くと家具にカビが生えてしまっている、
という経験をされた方もおられるのではないでしょうか。
そこで今日は、
「カビをはやさないための重要なポイントと簡単な3つの対策」
についてご紹介させていただこうと思います。
まずカビ対策の基本的な考え方ですが、
お部屋の場合、これは湿気対策(=湿度を下げる)につきます。
「ジメジメが嫌いなので梅雨時はエアコンをかけてお部屋の湿度を下げるようにしていますよ」
という声が聞こえてきそうなのですが、実はそれだけでは不十分です。
もちろん、エアコンをかけて部屋の中の湿度を下げる事で一定の効果は期待できるのですが、
壁・床・窓周りと家具の隙間といったカビの温床になりやすい場所は結露などで湿気が溜まりやすく、
エアコンをつけていても長い間ジメジメしたまま、ということになってしまうことがあります。
ですので、カビを生やさないための重要なポイントとしては、
お部屋の湿度を下げる/こまめに掃除するといった方法に加えて、
「湿気が溜まりやすい場所には空気の通り道を作る」
という考え方が大事になってきます。
それでは次に具体的な方法、
「カビさせないための簡単な3つの対策」について
ご紹介致します。
まず1つ目の対策は、「壁と家具の間に5cm以上隙間を持たせたレイアウトにする」です。
家具をレイアウトされる時に壁にピッタリくっつけてレイアウトしてしまうと、
結露した時や梅雨時の湿度が高い時に風が通らず、
エアコンをかけても、壁と家具の間だけは湿度が高い、
という状態が出来上がってしまいます。
ですので梅雨入り前の春先の模様替えの際には、
壁から5cmほど離して家具をレイアウトすることを意識していただければと思います。
そして2つ目の対策は、「家具と床の間にスノコなどを置いて隙間をつくる」です。
タンスは床の上にすのこを敷いて置く、といった事をされている方もおられると思います。
床と家具の間にある程度(5cm以上)の隙間を作って頂くことで湿気対策となります。
転倒防止などの緩衝材では床と家具の隙間が数㎝しかできないため、
湿気対策としての効果はあまり期待できませんのでご注意下さい。
最後の3つ目の対策は、「5cm以上の脚つきの家具を選んでいただく」です。
これはお客様お好みのデザインであるかどうかによってしまうのですが、
例えば、脚つきの北欧風家具や猫脚デザインのアンティーク風家具は、
床と家具の底板との間に距離がありますので、充分な空気の出入りがあります。
例えば1つ目の対策である壁から離してレイアウトいただく方法もご活用頂き、
脚つき家具を壁から5cmほど離してレイアウトしていただくと、
梅雨時にエアコンをつけるようにしていただくだけでカビが生えにくくなります。
もしデザインやレイアウトがお気に召すようでしたら非常にお手軽な方法となりますので、
ぜひご検討いただければと思います。
いかがでしたでしょうか。
今日は、「カビをはやさないための重要ポイントと簡単な3つの対策」
についてご紹介させていただきました。
こだわりのお部屋も長く快適に過ごしていただければこそと思います。
お部屋づくりのご参考にしていただけたようでしたら幸いです。
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