在宅勤務)オフィスチェアをお求め頂く際にチェック頂きたい3つのポイント

コロナウイルスの影響で、
マスクの着用や外出の自粛といった形で
日常生活に影響を及ぼしていますが、
ご自宅でオフィスワークをされるような
在宅勤務といった働き方も
一気に広めたように思います。

オフィスワーク中は、ややもすると
長時間座りっぱなしになってしまいますので
リビングやダイニングチェアではどうしても身体に
大きな負担を強いることになってしまいがちです。

何だか自宅でオフィスワークをすると
職場で働くよりも疲れを感じやすい、
といったことはありませんでしょうか。

もちろん、
疲れには心理的な面も影響しているとは思いますが、
お使いいただくチェアひとつをとってみても
業務用の家具は、人間工学などの科学的な視点を取り入れ、
極めて高度な視点で機能性を考慮して設計されたものが
多数販売されています。

業務用チェアには数知れず工夫されているポイントがあるのですが、
家庭用とは大きく異なる3つのポイントについて
ご紹介させていただきます。

[ポイント1:肘掛け]
昔のテレビ番組では、肘掛けつきの椅子というと、
風格たっぷりの社長イス(今のエグゼクティブチェア)などが
一般的でした。

もしかすると肘掛けのイメージは、
座る人を風格たっぷりにする効果くらいでは?と
思われている方もおられるかもしれませんが、
肘掛けには立派な役割があります。

実は、人が座った状態というのは、
腕の重さが肩や背中にかかっています。
「そんな、たった腕の重さくらい・・・」
と思われるかもしれませんが、
両腕の重さは、何と体重の約16%にもなると言われています。

つまり、
体重80kgの成人男性だと12kgほどのおもり(10kg超の米袋1つ)を、
体重50kgの成人女性でも8kgほどのおもり(5kgの米袋1つ半)を
担いだ状態で椅子に座っている計算になります。

ひじ掛けがない椅子では、
10kgほどの重さがもろに肩や背中にかかってしまいますが、
腕をひじ掛けに持たせかけることで
肩や背中への負担が軽減されるため、
疲れにくくなる効果があります。

肘掛けはオプションになっている事が多く、
省かれるお客様もおいでなのですが、
疲れ防止のため、
是非肘掛け付きをご検討下さいませ。

[ポイント2:座面での体圧を適正に分散する]
人が椅子に座ると、身体の重さがおしりに圧力(=体圧)としてかかります。

例えば、
硬い平らな木の椅子に座った時と、
クッションのついた柔らかい椅子に座った時を
思い浮かべて比べてみて下さい。

硬い椅子では、
少し座っていると強く当たっているところが痛くなりそうですが、
柔らかい椅子ですと、
硬い木の椅子ほど痛い部分は出てこないことを想像じて頂けると思います。

これは、
硬いものの上に座るとおしりのどこか一点に体重が集中してかかりやすいのに対し、
柔らかいものの上に座るとおしり全体で体重を支えるような形になることの違いによるもので、
椅子の座り心地に大きく影響します。

また細かい部分ではありますが、
座面の形状によっても体圧のかかり方は変わり、
平らなものや凹みすぎる座面よりは
座った時にやや凹むくらいの座面が最も体圧を分散してくれます。

例えば、
座面がメッシュだけのものですと座った時に凹みすぎがちですが、
座面がクッションタイプのものですと適度に凹み、体圧が分散される、
といった具合です。

椅子をお選びいただく際には、
ウレタンクッションなどクッション性のある座面の椅子を
ご検討いただけますと幸いです。

[ポイント3:背骨の形状を自然に近づける背もたれ]
実は4足歩行をするサルと2足歩行になった人とでは、
背骨の形状が大きく異なっています。

4足歩行であるサルの背骨は、
横から見ると前かがみのアーチ状になっているのに対し、
人の背骨はS字状になっています。

これは人が重力に対してバランスをとる為と考えられていますが、
このS字形状が座る時にアーチ状になりやすいといわれています。

座っている状態で背骨がアーチ状になってしまうと、
腰や椎間板への負担が大きくなり、
結果腰痛や披露、内臓圧迫など上半身への負担が増す原因になると
考えられています。

背もたれを使わず、椅子に座って少し力を抜いた状態(=やや前傾姿勢)を
想像してみて下さい。

この時、背骨はアーチ状になってしまっており、
身体に負担がかかりやすい姿勢になってしまっています。

背骨がアーチ状になってしまった状態では、
椎間板への負担が大きくなったり、
内臓を圧迫してしまうだけでなく、
頭を支えるために背中や肩にも負担がかかるため
筋肉が張りやすくなります。

椅子は深く腰掛けることができそうなもの、
つまり背もたれが座面に近い部分でカーブした形状のものを
お勧め致します。

また、
背骨の形状は背の高さや体格などによって一人一人異なりますので、
あともう一歩の快適さをお求めの場合は、
背もたれの角度を調整できる機能があるものを
ご検討下さいませ。

いかがでしたでしょうか。
業務用のオフィスチェアをご自宅に置かれる事には
デザイン面で躊躇される方もおられるかもしれませんが、
当店としましては、お客様にご自宅で快適に
オフィスワークをして頂きたいと願っております。

もしご自宅でオフィスワークをされる場合は、
オフィスチェアのご準備をお考えいただけますと幸いです。

 

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インテリア家具あんず
〒674-0094
兵庫県明石市二見町西二見89-2-6
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お部屋づくりのポイント 番外編<オフィス家具①>

こんにちは。
インテリアあんず店長ブログにようこそお越し下さいました。

あっという間に2021年も3月も半ばを過ぎました。
今年も主要都市で緊急事態宣言が出されるなど
コロナウイルスで大きな影響を受けていますが、
そろそろひと段落して欲しいですね。

コロナウイルスといえば
マスクの着用や外出の自粛といった形で
日常生活に影響を及ぼしましたが、
ご自宅でオフィスワークをされるような
在宅勤務といった働き方も
一気に広めたように思います。

当店でも小型の軽作業用机や椅子といった
オフィス家具をお求め頂くお客様が多く、
ご自宅の一角にオフィスワーク用のしつらえをと
お考えになるお客様が増えておられるのかもしれません。

今回から数回にわけて、
ご自宅でオフィスワークをご検討のお客様向けに
オフィス家具の選び方についてご紹介させて頂きます。

4月から新社会人になられる方はもちろん、
ご自宅を働く場としてご準備されたいとお考えの方は、
お部屋づくりのご参考にしていただけますと幸いです。
宜しくお付き合いくださいませ。

[オフィスワークのためのお部屋づくりのポイント]
ご自宅にオフィスワークの場所をご用意される際、
リビングやダイニングなどのお部屋と大きく異なる点が
1つあります。

それは、
気を張った状態で長時間座ったまま過ごす事が多い、
という点です。

リビングやダイニングなどご自宅は
本来リラックスするための場所ですので、
家具は機能性よりもややデザインを重視した
つくりだったりするものが多いのですが、
オフィスワークをする場合の家具は
座り心地のよさなど機能性を最優先にして
設計されていることがポイントになります。

例えば、
リビングチェアで座面の高さを自由に変えることのできる
チェアはあまりありませんが、
オフィスチェアでは座面の高さを変えることができるものが
ほとんどです。

[オフィス家具選びのポイント]
一番好ましいのは、
業務用のチェアとデスクをお買い求めいただき、
しっかりとした環境を整えていただくことなのですが、
どちらか1つだけこだわられる場合は、
お客様の身体を預けていただくことになるオフィスチェアを
お買い求めいただくことをお勧めさせて頂いております。

かく言う私共も、自宅で事務作業を行う際は、
オフィスチェアで作業するようになってから
腰や肩の疲れが溜まらず、驚くほど楽に作業できるように
なりました。

是非お試し下さいませ。

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